介護と医療の連携、認知度拡大などの課題

地域の暮らしを支えている地域包括ケアシステムは、日々サービスの拡大化が進められています。
その中で、これからの改善が見込める点もいくつか挙げることができます。
例えば、それぞれの地域に合ったサービスを提供することです。
地域ごとに、高齢者の方の数や介護をはじめとするサービスを必要としている方の割合は様々だったり、地域によって地域包括ケアシステムに使える予算も異なります。
そのことから地域の今に向き合い、独自のサービスを計画することが必要とされています。

他にも、介護と医療の連携体制についてです。
特に、自宅での介護サービスを利用している高齢者の夜間や早朝の対応強化が重要視されています。
緊急時に連携が取れなかった場合、サービス利用者の命の危険が迫る可能性が高くなってしまうためです。
日頃から、このようなもしもの時の対応について職種を超えて情報を共有し、緊密な連携体制を整えることでさらなるサービスの向上に繋がるでしょう。

そして、地域包括ケアシステムの認知度の拡大も課題の一つです。
地域包括ケアシステムを展開していくにあたって、地域の方、介護や医療に関わる職種の方への認知を高めることも求められています。
そのために、地域包括ケアシステムについて地域に広める活動を活発に進めていくことも必要です。
日々地域の方々が抱える問題を調査して、その課題解決のためのサービスを考えて実行していくことで、より地域に密着したサービスの提供に繋がっていくと期待されています。